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身近にある株式投資のヒントとして今回は天候を挙げます。天候と株価の関係といわれても、意外かもしれません。しかし少し考えてみてください。
たとえば、今年の夏は例年にない猛暑でした。三〇度以上の日が何日も続き、飲み物なしでは、街なかを歩くこともできないほどでした。となると、ペットボトル飲料が売り上げを高めることになります。
また、会社員にとって暑いなかで仕事をした後のビールは格別ではないでしょうか? やはりビールも売り上げを伸ばすことになります。
この効果は株価にも表れます。猛暑とわかった今年の六月終わりから七月初めにかけ、飲料・ビールメーカーは軒並み株価を上昇させていました。
同じく猛暑でエアコンの需要拡大が見込まれ、エアコンメーカー、家電量販店も株価を上げました。また、海やプールに行く人が増えるだろうとの理由から、目薬のメーカーの株価も反応しました。
一方、猛暑で打撃を受ける分野もあります。その典型はテーマパーク。暑いと外を動き回って遊ぶ気がしません。その結果、二〇〇四年度上期の東京ディズニーランド(TDL)と東京ディズニーシー(TDS)の合計入園者数が、〇一年九月のTDSオープン以来初めて前年同期比で減少に転じたのです。
逆も考えられます。ボーリング、カラオケ、ゲームセンターなど屋内アミューズメントは、テーマパークに行かなかった人の受け皿になり、それなりの恩恵があったと連想できます。
このように天候は売り上げを大きく左右します。普段の何気ない天気予報にしても、アンテナを向けておくべきでしょう。
差し当たり、今年の冬は寒さは厳しいのでしょうか。もし寒いのなら、自分は平年の冬に比べどの商品やサービスが欲しいか、世間では何が売れるのかを考えてみるといいでしょう。
ただ猛暑や厳冬などの天候の判断が、そんなに単純でないことだけは忘れないでください。関連商品を製造するメーカーやサービスを提供する企業の判断もマチマチですから。投資家としての判断も難しいものがあります。
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